【ルームシェア】料理できる感じ出してくる【コック】

ごっつぁんです！

「大学生の時はずっとキッチンでバイトしてたんだから！」

何もない休みの日、プラプラと外に出かけて家に帰ってご飯でも作るか、と言った流れになった時

決まって君は腕を捲りながら料理が得意だとアピールしてくる。

このお肉にはこの味付けが合うとか、こう言う場合は鍋でなんちゃらかんちゃらと、嬉しそうに偉そうに料理セミナーを始める君の説明を申し訳ないのだが、僕はあまり聞いていない。

そんなのはあまり関係なく、君が作ってくれたご飯がとても美味しいと言うことぐらいしか僕にはわからないから。

それでも嬉しそうに鼻の下を擦りながら、料理の説明をしている君を見て自然と笑ってしまう僕に君が違和感を感じて怒ってくる。

ここまで、僕の1番好きな時間で、僕の1番好きな料理だ。

多分、僕達はそんなに恋が得意じゃないし、誰かにアドバイス出来るような人間じゃないし

いつかこの経験が生かされて誰かに偉そうに講釈を垂れるようなことも出来ないだろう。

それで良いと思うんだ。

もし誰かがこの恋に口出ししてきたって僕は聞く耳を持つ気は無い。

君への想いに隠し味も落とし蓋も無いから。

まっすぐに素材の味をぶつけようと思う。

大好きだよ。

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#板橋ハウス

#召し上がれ